アサヒグループホールディングス株式会社

AIを活用した後継者予測分析で、より多面的な人員計画の考察を

アサヒグループホールディングス株式会社

従業員数:
23000
業種:
ビジネスサービス
国:
グローバル

コーナーストーンを選んだ理由とは?


アサヒグループホールディングス株式会社は、事業会社ごとに構築していた人事システムをグループ全体で一元的に集約し、また、別システムで管理している給与情報や勤怠情報、研修の情報なども統合し、次世代のグループ経営を担う人材の育成と管理ができるタレントマネジメントのITソリューションを検討し始めました。

複数社のソリューションを比較検討した際に、目を引いたのが、 コーナーストーンの後継者計画の予測分析を行うことのできる 「コーナーストーン・インサイト」でした。

「我々が今後グローバルで戦い、勝ち残っていくためには、これまでにない新たなチャレンジが必要です。そのためには人事の分野でも革新的な仕組みを採用して、イノベーションを起こしていかなければなりません。システムを統合するだけでなく、新しい付加価値を求めていました。そうした我々の思いに合致したのが、AIを活用して社員のキャリアパスの可能性を示してくれるコーナーストーン・インサイトでした」(柴田氏)

またこのような新しい試みをする際に、初期導入数の制限が大きくなかったことも後押ししたといいます。システムに登録する人数が増えれば増えるほど初期コストも必要になります。スタート時の対象者を理事以上の300名から始めることにしました。

「我々としても新しいチャレンジなので、小さな成功を積み上げていきたい、まずは300名という限られた人数で始めてリスクを最小限に抑えたい、という要求に応えてくれたのもコーナーストーンだけでした」(柴田氏)


コーナーストーンの導入効果


キャリアパス候補の可視化で人材計画の議論に時間が割けることを期待
同社では、2016年12月から導入プロジェクトを開始、2017年5月にカットオーバーを迎えました。採用したのは、後継者予測分析を行う「コーナーストーン・インサイト」、従業員の評価を管理する 「コーナーストーン・パフォーマンス」と、後継者計画の考察を支援する「コーナーストーン・サクセッション」です。

コーナーストーン・インサイトでは、全従業員の異動歴をAIが学習、分析して、対象者の今後の最適なキャリアパスを優先順位を付けて遷移図のような形で複数提示します。

「AIが導き出した異動先の候補一覧をベースに、経営と人事はその先の、本人の能力をより伸ばせるような人材配置はどこかというような議論をより深めることができるようになると考えています」(柴田氏)

“人(ひと)起点”に加えて“ポジション起点”での可視化で 多面的な洞察を得る
コーナーストーン・インサイトでは、“人起点”で将来のキャリアパス候補を示すだけではなく、“ポジション起点”で、次に相応しいポジションを提示する機能も提供しています。

例えばアサヒグループホールディングスの人事ゼネラルマネジャーというポジションを入力すると、AIがその役職の次のポジションとして望ましいものを提示します。

さらに、また後継者計画の考察を支援するコーナーストーン・サクセッションでは、9グリッドと呼ばれるマトリクスで、対象者をReadiness(即応性)とPotential(潜在性)の軸でプロット化することで人材をマッピングし、可視化します。すべての人材情報を統合したプラットフォームなので、9グリッドからその人の評価履歴にもすぐに飛ぶことができ、システムを行ったり来たりせずに、すぐに確認し、 議論を進めることができます。

「人起点に加えて、ポジション起点でのキャリアパスを見たり、マトリックスグリッドを同一プラットフォームで見比べることができるので、より多面的な視点が得られます。人事施策検討でのより深い考察に役立つと期待しています」

AIに学習させるデータを増やすことで、より精度の高い予測を
同社では、今後のサクセッションプランを検討する際の検討材料の1つとして、コーナーストーン・インサイトが提示する分析結果を参考にする予定です。

「今後は、ポジションから逆引きで候補者を選出するなどの機能も活用してみたいと考えています。 ただこれを実現するためには、AIに学習させるデータがまだまだ不足しています。今後の活用を通してデータを蓄積し、将来的には是非実現させたいと思います」(柴田氏)さらに柴田氏は、今回の取り組みに一定の成果を得ることができれば、対象者を上位役職者以下の階層にも拡大していきたいと今後の抱負を語ります。

「社員全体の人材育成という観点からは、コーナーストーンが強いラーニングマネジメントシステム(LMS)の活用も視野に入れています。さらに今後は、世界各国のグループ企業に各種人事データのメンテナンス権限を与えて、今回の仕組みを活用してもらいたいと考えています。その際にはグローバル対応しているコーナーストーンに、世界規模でのサポートを是非お願いしたいと思います」(柴田氏)


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